自覚症状はない!? 胃下垂・胃アトニーとは【主な胃の病気とその症状】

  • 胃のメカニズム

胃下垂・胃アトニー

胃のバリウム検査で確認して、胃が骨盤内へ下がっていると、胃下垂の状態です。
胃アトニーは、胃の筋肉がたるみ胃の動きが悪くなることです。

  • 症状がなければ治療は必要ありません
  • 胃下垂に胃炎や胃アトニーなどが加わると、胃もたれや膨満感などの不快な症状を起こしやすくなります

症状

  • 胃下垂だけの場合には、自覚症状はほとんどない
  • 胃アトニーになると、消化不良による胃もたれや胃痛、ゲップなどがある

原因

一般的に、体つきの細い女性に多いのも特徴です。
また、お腹の手術、出産のくり返し、急激な体重減少により起こることもあります。

治療

胃下垂は病気ではないので、特に治療は行われません。
胃アトニーの場合には規則正しい生活を送る、食事を1日4回以上に分けて栄養価の高いものを少量ずつ食べる、腹筋を鍛える、などの生活指導が中心となります。
胃の運動機能を良くする薬が効くこともあります。

img_sickness08_01

監修

成田 亜希子 先生profile

  • 医療法人ウェルパートナー
    主任医師
    内科、皮膚科

2011年医師免許取得。一般内科医として幅広い疾患の診療を行ってきた。自身は二児の母。育児中は医療行政に関わり、国立保健医療科学院や結核研究所で感染症対策などを含めた公衆衛生分野の研鑽に励んだ。

まとめ

Share!!