二日酔い対策を考える前に、まず「酔い」について知っておきましょう。
酔いの程度は、体質だけでなく、飲酒量やその時の体調などによっても大きく左右されます。私の経験も含めて(!)、酔い具合をまとめてみました。程よいところでやめられれば問題はないんですけれどね。
陽気になる、気分がよい、肌が少し赤くなる。
体温が上がる、動きが活発になる、脈が速くなる。
気が大きくなる、声が大きくなる、立てばふらつく。
何度も同じ話をする、千鳥足になる、少し吐き気がする。
言ってることがメチャクチャ、まともに立てない、意識がハッキリしない。
同じようにお酒を飲んでも、いくらでも飲める人もいれば、顔がすぐに真っ赤になる人、一滴も飲めない人など、お酒に対して強い弱いがあります。その違いは何で決まるのでしょうか。
体内でアセトアルデヒドを分解する酵素は2種類あります。ところが、日本人の多くは一方の酵素の働きが弱いか、欠けていることがあるのです。このような人は、少ないアルコール量であってもアセトアルデヒドを分解するのにより時間がかかってしまいます。そのため、「お酒に弱い」ことになるのです。残念ながら、これは先天的なもので酵素が突然増えたりすることはありません。
また、女性の方が男性よりお酒に弱く、酔いやすいものですが、これは女性ホルモンの影響と考えられています。
監修
順天堂大学を卒業し、四半世紀以上、母校にて食道癌、胃癌、大腸癌をはじめとした消化器の癌の臨床の研鑽と若手医師の育成に携わってまいりました。母校の教えである「名医たらずとも良医たれ」を胸に、無痛内視鏡(胃カメラ、大腸カメラ)を駆使した専門医療を主柱とした医療の提供を行い、患者さんお一人お一人の「笑顔」と「ご満足」が頂けますよう努めております。
まとめ
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