胃のポリープは、粘膜の表面から小さなこぶのように飛び出したものです。かつては、ポリープは胃がんになる前の状態と考えられていましたが、最近ではポリープの細胞組織に問題がなければ(良性)、がんになる心配がほとんどないことがわかっています。
原因ははっきり分からないことがほとんどです。一方で、がんになる可能性もある過形成ポリープは、ピロリ菌が関わっていると考えられています。
ポリープが見つかったら、良性か悪性かを調べるために内視鏡検査と生検(生体検査)を行います。内視鏡を使って摘出することも可能です。がんになる可能性がある過形成ポリープはピロリ菌を除菌することで小さくなることがあります。
また、ポリープが見つかった場合は、症状がなくても定期的に検診を受けることが大切です。
監修
2011年医師免許取得。一般内科医として幅広い疾患の診療を行ってきた。自身は二児の母。育児中は医療行政に関わり、国立保健医療科学院や結核研究所で感染症対策などを含めた公衆衛生分野の研鑽に励んだ。
まとめ
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