急性胃炎は、さまざまな原因で起きる胃粘膜の炎症で、日常的にも起こりやすい病気です。例えば、コーヒーや緑茶などの嗜好品や唐辛子など香辛料の摂りすぎ、風邪薬や鎮痛剤などが原因となる場合もあります。消化に良いものを食べて安静に過ごし、2~3日市販の胃腸薬を服用することで治ることもあります。しかし、症状の程度によっては緊急に治療が必要な場合もありますので、充分な注意が必要です。
大きくわけて、暴飲暴食やストレスなどの刺激によるものと、感染症やアレルギーなど体の中の要因が挙げられます。
原因がはっきりしている場合は、その原因を取り除きます。その後は症状にあわせた薬を服用します。重症な場合には一定期間絶食して胃を休めますが、ぬるま湯などで水分は補うようにします。食べられるようになったら、おかゆなど消化のよい食事からだんだんと普通の食事にもどします。しばらくは、アルコールやコーヒー、カレーなど刺激の多い食品は避けましょう。
こんなときは、できるだけ早く専門医を受診しましょう。
監修
2011年医師免許取得。一般内科医として幅広い疾患の診療を行ってきた。自身は二児の母。育児中は医療行政に関わり、国立保健医療科学院や結核研究所で感染症対策などを含めた公衆衛生分野の研鑽に励んだ。
まとめ
Copyright © Eisai Co., Ltd. All Rights Reserved.