「胃カメラ」ともいわれます。 内視鏡を口や鼻から食道を通って胃や十二指腸の中に入れ、先端についている超小型のカメラで食道から十二指腸の中の様子を直接モニター画面に映し出して観察します。技術の進歩により、内視鏡はとてもコンパクト(細いものは外径約5mm)になり、以前ほど苦しい思いをすることなく検査が受けられるようになりました。
最近は、先端に超音波の出る装置をつけて、胃壁の超音波検査も行うことができるため、従来の内視鏡検査では発見できなかったがんなども 発見できるようになりました。
※施設によっては、静脈麻酔をしてから内視鏡検査を行うこともあります。
検査日前日は、早めに夕食をすませ、検査当日は、絶食で胃の中を空っぽの状態にしておきます。お茶や水はとってもかまいません。緊張するとかえってうまくいきません。体の力を抜いて医師の指示に任せましょう。
検査後は局所麻酔薬の影響でのどがしびれています。食事はしびれがとれて少量の水を飲んでもむせないようになってからとりましょう。
<生検(生体検査)>
内視鏡検査時に何らかの病変がある場合は直接組織を採って詳しく顕微鏡で調べる「生検(生体検査)」を行うこともあります。痛くはありませんが小さな傷ができますので、2~3日はアルコールや刺激物の摂取は避けてください。
監修
2011年医師免許取得。一般内科医として幅広い疾患の診療を行ってきた。自身は二児の母。育児中は医療行政に関わり、国立保健医療科学院や結核研究所で感染症対策などを含めた公衆衛生分野の研鑽に励んだ。
まとめ
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