胃の位置や形、伸展性、粘膜の凹凸などを見るために行う検査です。胃はそのままだとX線を透過してしまい写すことができないので、X線を通さないバリウム(造影剤)を飲んでから撮影します。
撮影法は主に「立位充盈(じゅうえい)像」「二重造影」「圧迫像」に分けられます。
※対象者や目的により検査方法が異なります。ここでは一般に市区町村で行われる「対策型胃がん検診」における一般的な方法について解説します。
検査前後の食事や常用薬の内服については検査機関の指示に従ってください。 検査当日の服装は、X線を透過しないボタンやファスナーのついたものは避け動きやすい服装にしましょう。 妊娠中または妊娠の可能性のある方・過去に胃の手術を受けられた方・検査薬に対してアレルギーのある方・心臓や腎臓に持病のある方・高度便秘症の方など、胃X線検査に適さない方もいます。ご不安がある場合は事前に検査機関に確認をしてください。
監修
診療科目:
消化器内科、胃腸内科、内視鏡内科
経歴:
地元、秋田大学医学部卒後、同大学病院消化器神経内科学講座勤務。
2018 年がん研有明病院入職
2021 年同院副医長(健診センター・下部消化管内科兼任)
2022 年より品川胃腸肛門内視鏡クリニック院長
医学博士、日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医、日本消化器病学会専門医
まとめ
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