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人間の身体はいろいろな刺激から身を守るための構造を備えています。例えば皮膚の場合は、皮膚の表面に角質層という死んだ皮膚細胞の層が、まるでレンガを積み重ねたように強固な防御層を作っています。この防御層がないと、皮膚の水分の蒸散が早まったり、各種刺激を受けやすくなったりします。
身体の内側はどうでしょうか。人間の身体の内側にありながら、外的刺激を受けている臓器こそ、消化器官(口腔、食道、胃、腸)なのです。
消化器官に刺激を与えるものの一つとして、食物と一緒に摂取される菌などがあげられます。通常、胃に入ってきた菌などは、胃酸の分泌によって殺菌されたり、場合によっては嘔吐中枢が刺激されて体外に排出されます。また、身近なところでは、食事そのものが刺激になる場合もあります。例えば、アルコール、炭酸飲料、香辛料などが含まれます。
胃は、胃粘液が胃の表面をバリアーのように被っています。食物の刺激や、食物を消化するのに必要な胃酸の刺激から胃自体を守ろうとしています。でも、胃の状態が悪いとバリアー層の力が弱まり、いろいろな刺激を受けやすくなり、胃痛や胃もたれなどの不快症状を感じるようになります。
また、各種の刺激は、食べた物を消化する働きにも影響を与えます。夏場、水っぽいものの摂取が増えると、おなかがくだったりすることがありますよね。また、香辛料の強い食事でおなかの調子が悪くなったことがありませんか。こんな症状の時は、胃腸が刺激を受けているわけです。
胃の中の出来事を直接みることが出来ませんが、例えば排泄される便をみることで身体の中のことが少しわかります。脂肪分の多い食事が続くと、黒っぽい便になります。胃などで出血がある場合も、やはり黒っぽい便になります。黒っぽい便が出た時には、数日間の食生活を思い返したり、胃腸の痛みなどがなかったかどうか振り返ってみましょう。
食事のバランスがとれていて、胃腸の調子も良い場合には、「柔らかくバナナの形状、悪臭がなく明るい黄色っぽい便」といわれています。
便は、食生活と消化器の様子(健康状態)をあらわすバロメーターになるかもしれません。
今年度の「親子の自由研究」では、"うんち(便)"をテーマとした内容をあらたに追加いたします。研究材料としてはどうか?と思われるかもしれません。しかし、毎日の食生活、胃腸の健康について見直すよい機会と考えてみてはいかがでしょう。
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